2015年度第1回勤労者福祉セミナー ~医療と介護の今と将来~

9月26日群馬県勤労福祉センターにおいて、2015年度第1回となる勤労者福祉セミナーを開催し、一般の方をはじめ労福協会員団体から、46名が参加しました。
居宅介護支援事業所副管理者の近江康子氏に、「医療と介護の今と将来~認知症の現状~」と題して高齢化社会の現状から始まり認知症の人との向き合い方などを、
実際に介護の現場に携わっている立場から、わかりやすく丁寧にお話ししていただきました。

「認知症の人の行動は援助者を映す鏡です。物忘れがあるからといって、
嬉しい、悲しい、不安などの感情も忘れてしまうわけではなく、行動には理由があるのです。
置かれている環境や健康状態・心理状態を考えて対応することが必要です。」と、
介護する側の心がまえについて、経験も踏まえて話されました。
また介護する家族の負担に関して、「家族にしかできないこともありますが、
介護者が追い込まれないように、他者の手を借りる選択肢も用意しておくこと」も重要であるとのことでした。

日本はこれから超高齢化社会になると言われていますが、
介護と医療の問題は身近な課題であると改めて感じたセミナーでした。

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