第2回勤労者福祉セミナーを開催

11/30ラシーネ前橋において、講師に中央労福協前事務局長・高橋均氏をお迎えし、
第2回勤労者福祉セミナーを開催しました。

今回のセミナーは、「労働運動と労働者福祉運動の過去・現在・未来」をテーマとし、
特に会員団体の若手役員などに参加を呼びかけ、
一般参加を含め105名が高橋氏の講演に耳を傾けました。

 

講演の中で高橋氏は、労働運動と労働者自主福祉運動の関係性について、
江戸時代から明治時代にかけて庶民が自主的に作った頼母子講や無尽、
火事見舞いや香典の習慣の中に協同組合思想の源流があると語りました。
その後の大正デモクラシーの中では消費組合運動として、
戦後においては分立する労働組合と生協が連携し、
「福祉は一つ」をスローガンに掲げる「中央労福協」が作られたことで、
「協同組合運動の流れが今日まで引き継がれている」と述べられました。
さらに、生活協同組合と労働組合が労働金庫を誕生させ、
労働組合と労福協が全労済を生み出したことなど、
支えあい・助け合い=連帯・協同を基本とした労働者自主福祉運動の原点を明らかにしました。

若年層の組織役員に労働運動・労働者自主福祉運動の原点を学んでもらおうと実施した企画でしたが、
他の参加者にも日頃の業務がどんな精神から始まっているかを再認識する時間となったようです。

カテゴリー: 活動報告, 県労福協活動   パーマリンク

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