ぐんま労福協は、9月19日~22日にかけて、宮城県南三陸町において、津波による塩害を受けた農地の復旧作業のための震災復興支援ボランティアを開催しました。
ボランティアには労働団体、事業団体をはじめ、民主党群馬県連からは阿部ともよ県議会議員が議会の合間を縫って参加し、全体で41名が参加しました。
9月19日夜に群馬を出発し、20日朝に南三陸ボランティアセンターに到着しました。
20日、21日とも津波により被害を受けた農地の復旧作業で、既に重機で農地の60~70cmほどの土砂がかき出された後の、細かなガレキをスコップやツルハシ、ピッケルなどを使いながら取り除いていく作業でした。時折、大きな石や側溝の蓋などがありましたが、参加者同士が力を合わせて除去している姿が見られました。
また、両日共、気温30度を超す夏日となり、皆汗だくとなって作業に取り組みました。
参加者からは「これまでなかなか都合がつかず、今回やっと参加できた。自分の目で被災地を見る事、そして作業という形で手助けができた」、「テレビで見るのと、現地で見るのとは全然違う。もっと多くの人に現地を見てもらい、被災地の為に何ができるか考えてほしい」、「昨年参加し、約1年ぶりに南三陸町を訪れたが、震災前のように、町が自立していけるような状況ではなく、まだまだ支援の手は必要だ」などの感想が挙げられました。
ぐんま労福協が実施する震災復興作業ボランティアは、2011年6月から開始し今回で5回目です。その他、東北地方経済支援のための支援ツアーや、2011年3月12日の地震で被害を受けた、長野県栄村での雪かきボランティアを加えると、今回で9回目となります。